年末になるとお取引先様から来年のカレンダーをいただくのですが、その中でもRitzwell(リッツウェル)様から届くカレンダーがこの時期の小さな楽しみの一つです。
リッツウェルのカレンダーは毎年コンセプトが変わるのですが、今年2022年のカレンダーは美しい日本の季節「七十二候」でした。
日本には1年を72に分けた、七十二候(しちじゅうにこう)という季節があり、約5日ごとに季節の動植物、鳥や虫、自然の様子や変化を表した72の短文があります。4つに分けたものを四季、24に分けたものが二十四節気です。
きめ細やかな季節の移り変わりを表した古くからある日本の「七十二候」がテーマのカレンダーの12月には美しい花の写真と共に「閉塞く冬と成る」(そらさむくふゆとなる)がピックアップされています。
「閉塞く冬と成る」は61候(12/7~12/10頃)で、天地の気が塞がれ本格的な冬が訪れる頃ですよという意味合いです。
ちなみに今日の12/2から12/6頃までは、60候で「橘始黄」(たちばなはじめてきばむ)。橘の果実が黄色く色づく頃。そして来週から「閉塞く冬と成る そらさむくふゆとなる」です。
今年のカレンダーの中で個人的に好きだった月は10月の「蟋蟀戸に在り」(きりぎりすとにあり)。10/18~10/22頃
夏から少しづつ寒くなって、虫達も温かい場所を求めて家の戸で鳴いているという時期。今もよくあることで昔から自然や虫達は変わっていないというところが良いなと思います。
昨年このカレンダーをきっかけに七十二候を調べてみましたが、季節や動植物、自然の細かな動きや変化を言葉に表すという昔の人の感性や知恵に感銘を受けました。七十二候を調べて意味を見ていると、そこを切り取るかといった視点もあったりして面白く癒されます。
日本や日本人の繊細さや美意識というのはリッツウェルの家具の大切なコンセプトで、毎年のカレンダーにも日本の良き文化や伝統が題材にされているので楽しみにしています。
そして、先日届いた来年2023年のカレンダーのコンセプトは何だろうか?と開けてみると…「色」と書いてありました。
一通り覗いて見ましたが来年のカレンダーも美しくとても素敵で奥深い!気になる中身ですが、来年のブログのどこかでご紹介していければと思います。今年も残すところ1か月となりました。慌ただしくなる時期だからこそ、小さな変化や季節の移り変わりを楽しみながら毎日を大切にしていきたいです。それでは皆様も素敵な週末をお過ごしください。