みなさんこんにちは!ライターのモリカワです。今回は【オーナーズボイス 第2弾】の続編です。
第2弾として3名のオーナー様にインタビューをさせていただいたのですが、この記事では、その中のMさんのお話を紹介したいと思います。※前回のMさんとは別の方です。
Mさんは大手外食チェーンに勤める会社員です。3部屋所有している実績があったのですが、つい最近、そのうちの2部屋を売却されたそう。ただ、業者の言うままに売却してしまったため、今では売ってしまったことを後悔されているのだとか。今回は、そんな悔しい気持ちを抱えているにも関わらず、「自分のようなケースを増やしたくない」と啓発の思いを込めてインタビューを受けることを了承していただきました。
そんなMさんの貴重な体験談を聞いてきましたので、ぜひご覧ください。
Owner’s DATA
M様 45歳 男性
所有物件(3部屋)⇒2部屋売却
・レジデンシャルヒルズプライムスクエア
・レジデンシャルヒルズデュオスタイル
・ラフィネス薬院イーストタワー
31歳で不動産投資を始めた理由
――まずはMさんが不動産投資を始められたきっかけからお伺いしたいのですが、最初に物件を購入されたのは何歳くらいの時ですか?
Mさん「最初に不動産投資を始めたのは、今から13年くらい前ですので31歳くらいの時ですね」
――どんなきっかけで始められましたか?
Mさん「会社の同僚からの勧めで始めようと思ったのがきっかけです。当時、投資自体が未経験でした。でも節税にもなるし年金代わりにもなるという点を魅力的に感じてスタートしました」
――初めての投資とのことですが、不安はありませんでしたか?
Mさん「もちろん不安はありました。投資はどう転ぶかわからないですし、リスクが伴うモノという印象が強かったので。しかも当時は、今ほどSNSなどで情報が溢れているわけではなかったので、“借金”をするというイメージもありました。同僚に勧めてもらったとはいえ半信半疑だったのですが、実際にロイズの担当の方に丁寧に説明していただいたことで、そういった不安は解消することができましたね」
――それにしても30代前半という若さからスタートされたのがすごいですね。公的年金だけを頼りにできませんし、早いうちから資産形成に取り掛かることでのメリットは多くありますよね。
Mさん「確かにそうですね。しかも当時は独身で自由度が高かったので、若くても決断することができたんです。そうでなくても最初に費用がかかることがなく始められるというハードルの低さも、不動産投資の魅力だと感じました。なので、自分のように若くから始めるのもおすすめしたいですね」
――早くから不動産投資を始められて羨ましい限りです。今のところ、続けていてよかったと感じることはありますか?
Mさん「それは正直まだわからないのですが、将来仕事をリタイアしてローンを払い終わった後が楽しみですね。強いて言えば、確定申告はロイズさんにサポートしてもらっていますし、税金対策にも効いているので、そういう意味では早くから不動産投資を始めておいてよかったなと思います」
2部屋を売却しようと思った理由
――家賃収入によって返済をカバーしつつ、それを払い終えれば家賃が自分の収入になるわけですから、やっぱり早く始めておくのに越したことはありませんよね。さて、Mさんは複数物件を所有した実績がおありです。現在は何部屋所有されているのでしょうか?
Mさん「現在は1部屋のみになりました」
――他の物件は売却されたということでしょうか?
Mさん「そうです。つい最近、所有している中の2部屋を売却してしまいました……」
――そうでしたか。Mさんのリアクションから察するに、売却されたことに後悔されているご様子ですが……。
Mさん「実はそうなんです……」
――そんな中インタビューを受けていただきありがとうございます。差し支えなければ、売却された理由についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
Mさん「理由として、正直このまま物件を持っていても大丈夫なのかという不安からでした。そんな中、たまたま売却を経験した会社の同僚との会話で、仲介業者を紹介してくれるとのことだったので、そのまま話を進めていったという感じです」
――そうだったんですね。具体的にはどういった部分に不安を感じていたのでしょうか?
Mさん「当時、中古で購入した物件を所有していて、築年数が経っているために、エアコンや設備の修理などで手出しの支払いがちょこちょこと発生していたんですよね。中古物件に限らず、どの物件でもそうした設備交換や修繕で費用は発生することは特別なことではありません。ただ、支払いの回数が増えることで、残りの物件も将来的にそんな状況になると負担も増加するのではと、次第に不安が膨れ上がってきました」
売却したことを後悔…
――そのお気持ちのまま売却に踏み切られたということですね。でも今は後悔をされているということは、売却時にトラブルなどがあったということでしょうか?
Mさん「実は、そのことを業者さんに相談したところ、会って数十分であれよあれよと話が進み、書類の説明もまともにされず契約書の印鑑を押してしまっていました。正直、その業者さんの言っていることが若干怪しいなと感じることもあったのですが、うまく乗せられて契約しまったとうか……」
――なるほど。半ば強引的に契約を強いられたという感じだったんですね。しかも、それでいて売却後の利益も想定以下だったのでしょうか?
Mさん「想定していたよりも程遠く、全くと言っていいほど利益はなかったですね」
――そうでしたか。思い出したくもないことを思い起こさせてしまって申し訳ございませんでした。
Mさん「いえいえ。でももう少し早めにロイズさんに相談できていればよかったのですが、その隙もないほどでしたから……」
――Mさんを担当されている営業さんから伺ったところ、Mさんから連絡をもらい契約書を拝見させていただいたそうですね。でもその時点で、契約を解除すると違約金が発生してしまう段階だったので打ち手がなかったのだとか。営業担当さんも、もっと密にこちらからコミュニケーションを取っていれば、と悔やんでらっしゃいました。
ちなみに今回の件について、ご家族は何と言われていましたか?
Mさん「妻は私が不動産投資をしていることに対して、当初はそこまで興味がありませんでした。でも、ここ数年は退職後の資金不足問題が騒がれていたので『大切に持っておいたほうがいいんじゃない?』と話していました。そんな中で売却してしまったもんだから、すごく残念がっていましたね……」
色んな人に相談すべきでした
――でも、実際に業者とのやりとりをお聞きしていると、周りに相談をする隙もなく、かなりのスピード感で契約が進んでいったことがよく分かります。
Mさん「いや、私も売却しようかなと考えていた時点で営業さんにも家族にもすぐに相談すべきでした。今となっては、将来のためにも物件を所有しておいた方がトータル的によかったと思います。今回のことで物件の詳細や物件のある福岡についての自分の知識のなさを実感しましたし、勉強になってよかったと思うようにしています」
――今は前向きに捉えてらっしゃるのですね。今はロイズプラスの公式LINEにも登録され、いろんな情報取得にも意欲的に取り組まれていますね。
Mさん「LINEで配信されるコンテンツも楽しみです。あとは、自分が所有する物件周辺の地価情報や福岡の相場感など、もっと自分で調べたいと思いますし、ロイズさんからの情報共有にも期待したいと思います」
――この度は、ご協力いただきまして本当にありがとうございました。Mさんのおかげで、これから売却を考えている方に対して啓発ができたかと思います。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
≪注意喚起と補足≫ロイズ広報より)
今回のM様のケースは仲介業者によるものでしたが、本来の「仲介の取引」からかけ離れる悪質なものでした。Mさんは、物件や周辺環境に関する根拠のないネガティブな話で不安を煽られ、さまざまな理由で当初の売買金額が大幅に下げられ、最終的には会ってからわずか数十分の間に媒介契約書と売買契約書に署名捺印することになりました。
本来、契約書は双方の認識が一致していることの証拠となるものです。インタビューでお話を伺っていると、知識の少ない売主に対しあえて十分な説明をせず、なんの契約書にサインをしたのかも分からないほど急かされて署名捺印させられているという印象でした。売主が契約書に署名捺印をしている以上、契約は成立していることになります。
あとから売り方に問題があったことを理由に契約解除を申し出ても、言った言わないの話となるため簡単には受け入れられないのが納得のいかない現実です。むしろ契約解除となると売買価格の10~20%程度の高額な違約金を買主側から請求されることもあります。弊社で悪質だと判断する業者に関しましては、行政機関や関係各所に確認や相談をしながら対応を進めているのが現状です。
そして、今回のケース以外にも仲介業者・買取業者による売買トラブルのご相談も多く、契約解除に向けて弁護士を立てて争っている方もいらっしゃいます。裁判となると貴重な時間や気力を使うことになってしまいますので、福岡区分マンションのオーナーの皆様には、今一度ご注意いただきたいと思います。
まず、初めて会う業者からどんな話をされても、その日のうちに絶対に契約書にサインしないことが重要です。ほんの少しでも不安や違和感がある場合は、勧誘を即断りご相談ください。
そして事前に弊社に売却のご相談をいただければ、一つ一つ順を追って売却を進めてまいりますので小さなことでもお気軽にご相談ください。
最後にM様。この度は色々なお気持ちがある中でご自身の体験談をお話していただきありがとうございました!